ホリプロちゃんねる「あなたの心の一曲を」
(インターネットラジオ局ヒマラヤ)
2018年6月18日分
#105_「西郷どん」出演決定!! 俳優:迫田孝也 その①
M:May'n
迫:迫田
M:今週はこの方に来ていただきました
迫:こんにちは。迫田孝也です
M:よろしくお願いします
迫:よろしくお願いします
M:俳優の迫田孝也さんをお招きしてお送りします
迫:どーもです
M:めちゃくちゃ素敵な声で、今一瞬、戸惑ってしまいました
迫:えー? そん…そうですかねぇ(低音イケボ)
M:あはは
迫:ほんとありがとうございます。褒め上手
M:いやいや、はじめましてということで
迫:そうですね
M:はい、よろしくお願いします
迫:よろしくお願いします
M:あの、迫田さんと言えば、おととしの大河ドラマ「真田丸」で堺雅人さん演じる主人公、真田幸村の家臣・三十郎として出演された。
迫:はい
M:かなり話題となったと思うんですけれど
迫:はい
M:やはりご自身でもこの作品は特別な作品ですか?
迫:はい、やっぱり、そのー、ねぇ。僕が役者を目指すこの人と仕事をしようと目指した三谷さんの時代劇でもあったし、主演の堺雅人さんの右腕というか、一番近い家臣として一年間ずっと居るということがわかっていたので、自分の中でも代表作になっていますし、今でもやっぱり三十郎、三十郎と言われることが多いですね
M:えー。なんか始まる前からなんか三谷さんからなんかプレッシャー的なメールがあったってこと聞いたんですけど
迫:あら? よくご存知で。あれは、たまりませんでしたね
M:あはは
迫:僕が書き上げた三十郎に恥をかかすなよ、と。はい、すいません、ほんと、誠心誠意込めて演じさせていただきます、という返事はしたんですけどね
M:はー、凄い。でもなんか、三谷さんとはそれまでも色んな作品でご一緒されてきたかと思うんですけど、この世界に入るきっかけにもなったんですよね?
迫:そうです、その「12人の優しい日本人」という作品を、役者を目指してから見て、それがもともと舞台の作品なんですけれども。その作品が凄く面白くて。ワンシチュエーションの会話劇で。で、この人とやっぱりお仕事したいな、と思って、大学後から東京に出てきたのが、まぁ僕の最初に志した目標だった。んで、最初がえーっと「マジックアワー」という映画のオーディションで初めてお会いして。まぁぁ…この時は、そうですね。気合十分ですよ
M:あはは
迫:オーディション
M:なんか、こう、私はお会いしたことがないので、テレビとかで拝見してると、三谷さんってすごく面白い方、っていうイメージがあるんですけど、現場とかではどういう方なんですか?
迫:あの…なんかねぇ、割と寡黙ではあるんですけれど
M:寡黙なんですか
迫:ただ、頭の中はフル回転してるのが見えるというか
M:はい
迫:しかも、一回転じゃなくて、色んな歯車が
M:えー?
迫:色んな方向に回ってる中から、ぽっと出た言葉をきっちり受け取ってやると、すごく面白くなる。お芝居とか
M:はー
迫:だからそういう風なイメージを僕は持ってますね。目とか、アンテナの張り巡らし方とか、そういったものがやっぱり凄く秀逸だと思います。卓越されてる方だと思います
M:へー、そうなんですね。でも、そこから、あの、只今放送中の大河ドラマ「西郷どん」にも関わられているということで
迫:あらっ
M:もともと役者ではなく、薩摩言葉指導役として担当されていたんですね
迫:私はね、やっぱり鹿児島出身なんですよね
M:はい
迫:鹿児島出身で、最初、こう…出たかったんですけどね
M:はい
迫:出演を望んでたんですけども、ま、色んなことがありましてね
M:はい
迫:プロデューサーの方から「あれ? ことばの指導とか、まずどうですか?」って言われましてね
M:はい
迫:いや、私、出た…出たいっていう気持ちを凄く持ってたんです
M:はい(苦笑い)
迫:まぁでもちょっと待てよ、と。こういう経験はできないから。今までね、やったことないし、これからもできないから。まぁ最後の一回ということで、ちょっとやってみようかな、と
M:はい
迫:で、お返事させていただいた。引き受けさせていただいた
M:へ~。つい先日、記者会見もされまして
迫:はい
M:この先、出演もされるという発表もされましたけれども
迫:やっとですよ
M:え、でも、もともと、そのお話があった時には出演は決まってなかったんですか?
迫:出演させていただく、という話はもちろん、こう、お話の中では勿論あったんですけれども
M:そうですよね
迫:はい。それがようやく形になって
M:はい
迫:まさかの佐賀藩士、江藤新平
M:あはは
迫:この一年間磨いてきた薩摩ことばが全然使えないというところになってしまって
M:え? だって、もしかしたら、迫田さんは沢山薩摩ことばを教えていたのに、教えられる立場になる、かもしれない、ということですよね
迫:ホントです…私、どうしましょう…
M:あはは
迫:めちゃめちゃ厳しく、僕指導してきたんですよ
M:あっ、そうなんですか
迫:それこそね、ホリプロの鈴木亮平さんとか
M:はい
迫:もぅ…違う違う、そこ違う、とかずっと言ってきたから
M:へー
迫:まぁ、これが僕がですよ。他の先生方から「迫田さんそれ違いますよ」って言われたら、もうみんなニヤッニヤニヤニヤ絶対しますよ。それが怖い!
M:でも、鹿児島ご出身ということですけど
迫:はい
M:薩摩ことばを、そんなナチュラルに言えるものですか?
迫:いやっ。やっぱり当時ってもう昔言葉になりますから
M:そうですよね
迫:僕もね、ゼロぐらいからのスタートで。まぁ、ただ、みんなよりはおじいちゃんおばあちゃんの声で、耳にはなんとなくリズムですとか、イントネーションとかちょっと残ってたんで、まぁ、えーっと、みんなよりは早く入っていけたと思うんですけども。普段、日頃使わない言葉も多いんで、そういったものは辞書とか、それこそ郷土研究家の方ですとか
M:へー
迫:そういった方々と連絡を取って、教えていただくっていうのが最初のつかみでしたね。とっかかり
M:なんか、今、ずっと真田丸のお話をされている時はめちゃくちゃ標準語だったのに、今は急にちょっと薩摩ことばっぽく
迫:訛りがはいってきました(薩摩ことばのイントネーションで)
M:あはは
迫:ははっ、もうね、これは無意識ですよ
M:えー!?
迫:流石にもう1年以上やってますからね
M:はい、そっか~、そうなんですね。え? でも、役者さんが、言葉指導に入られるっていうのは、結構ある話なんですか?
迫:そう、あのね。みなさんちょっと勘違いされてらっしゃるんですけれども。だいたいね、えーっと言葉指導される方っていうのは、役者さんが多いんです
M:そうなんですね
迫:やっぱ役者さんに言伝で伝えるので、ある程度芝居心みたいなものを持ってないと、おそらくその音だけを伝えることになって、なかなかぎこちないイントネーションになるから。役者の方々からよく聞かれるのはこう言いたい、こういう気持ちで言いたい、その場合はどう言うんだ、っていうことになるので。やっぱ、自分がその気持ちになった時の音を伝えたりするっていうことで、だいたい役者さんが兼任されている場合が多い
M:そうなんですか
迫:実際ね
M:なんかぁ、迫田さんがなんかのインタビューで、あのーただ正確に言うだけじゃダメなんだ、って
迫:はぁぁ
M:ちゃんと気持ちを言葉に乗せて言わなきゃ意味がない、みたいなことを、言葉指導の上でお話されているのを聞いて。なんか難しいなぁって思いました
迫:はぁ、そうですねぇ。色んな人の気持ちになれるっていうのも、薩摩ことば指導をやった上での、なんか、特別な経験っていうか
M:はぁぁ
迫:普通は自分の役しか考えないじゃないですか
M:そうですね
迫:それが、相手の役とか、全部考えたりして、物凄く台本の見方が変わってきたっていうか。ストーリーの見方が変わってきたのが、この一年間で僕が役者として得たものかな、と
M:なるほど。この先「西郷どん」にも出演される、ということで
迫:はい
M:みなさん是非、楽しみにしていただきたいな、と思います
迫:楽しみにしちょってくいやんせ
M:おおお、素敵
迫:使えないから、本編で
M:あはは
迫:薩摩ことば。こういうところで使っていっとかんと
M:あはは。あ、そういえば、あの、迫どん
迫:はい
M:も、私、めちゃくちゃ楽しく拝見してます
迫:見てたのぉ?
M:はい! だってなんか、解説というか
迫:そうですよ
M:その別の目線みたいな感じのツイッターとかで
迫:はいはい
M:ね
迫:公式の方々も協力していただいてね
M:はい
迫:薩摩ことばがわかんないっていうクレームがね、いっぱい来たもんですから。そりゃ私がなんとかせんと、と思って。
M:はい。あれもなかなかない試みですよね
迫:そうですよね。だから、そういったものでも、なんか、今の広がりというか。みなさんにもっとわかりやすくしてもらおうという、作り手の想いは柔らかくなってるっていうか
M:確かに
迫:柔軟になってる気がしますね
M:そうですね。その、大河ってなんか難しいなって思ってる方も、ああいうツイッター一つで、迫どんから、なんかちょっと見てみたいなって思う若い方とかも、凄く多いんじゃないかなって思いました
迫:これでね、また使ってくれたらね、一番ありがたいんですけどね
M:そうですよね
迫:はい
M:只今別の作品にも出演されているということで
迫:はいはい
M:こちらのお知らせも、是非是非していただけますか。大人の土ドラ「限界団地」
迫:はい
M:こちらにも出演されている、ということで
迫:放送中なんです
M:はい
迫:大人の土ドラ、土曜日の深夜に。佐野史郎さん主演で、限界団地。で、ホリプロで足立梨花さんも出演されてるんですけど。僕は、その足立さんの旦那役の高志という役で。僕たちの家の前に、佐野さんの寺内さんというおじいちゃんと、孫の穂乃花ちゃん達が引越してきて、団地を舞台にして繰り広げられる、ある意味ファンタジーだと思ってるんですけれども
M:ほー
迫:ちょっとホラーチックな
M:はい
迫:そんなストーリーなんです
M:へぇぇ
迫:調度これから暑くなってきますからね
M:あ、そうなんですね
迫:これを見てゾクゾクしていただきたいと僕は思ってるんですよね
M:えー!? ちょっと楽しみですね
迫:はい
M:是非こちらもみなさんチェックしてみてください
迫:よろしくお願いします
M:ということで、あっという間にお時間となってしまいました
迫:早いですね
M:続きはまた次回、伺いたいなと思っております
迫:はい
M:(楽曲紹介)ということで次回も迫田孝也さん、よろしくお願いいたします
迫:お願いしまーす
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