会場を映画館に移して、「大河ドラマ「西郷どん」初回放送パブリックビューイングinあいら」プレトークが実施されました。
実施日時
2018年1月7日17:30-シネマサンシャイン姶良BESTIA
プレトークスタート
もうすぐ始まるという時に、急に田上さんが前方スクリーン前に登場して前説。
田:みなさんと一緒にちゃわんむしの歌を歌いたいなぁと思います。
田上さんの素敵な歌声が披露されると同時に、客席も一緒に歌を歌う和やかな前説
https://www.youtube.com/watch?v=vXG-jHnqq7Q
(鹿児島県外から来た方は、この歌を知らない方もいらっしゃったようです)
その後、姶良市長からのご挨拶がありました。
MC:西郷どんで薩摩ことば指導を担当しております、俳優の迫田孝也さん、田上晃吉さんです。みなさん盛大な拍手でお迎えください。
(拍手)
迫:どうも
田:どうも
迫:市長の話がどんだけ伸びるかと思ったけど
田:大丈夫
迫:ささやん(姶良市長:笹山義弘さんのこと)
田:ささやんて言わない
迫:どうもみなさん、はじめまして迫田です
田:田上です、よろしくお願いします
迫:いっぱいはいっちょる
田:良かった
迫:すっかすかだったら、身内だけだったらどうしようかと思った。あれ? でもあれ身内(指差す)
田:言わない
MC:おかえりなさい、ですね
迫:凱旋ってやつね!
MC:まずは会場のみなさんに一言ずついただければと
迫:私達2人のために、そして姶良市のために、大河ドラマ西郷どんのために、こんなに集まっていただいてありがとうございます
田:ありがとうございもす
迫:鹿児島市内では林先生はじめ、メインの人達がやってんのに、なんでこっちにきたん?
田:違う違う。来てくださったのよ
MC:こちらもメインですよ
迫:出てないんだけどね。方言指導だから。みなさん、物好き
MC:お2人あっての大河ドラマスタートですから
迫:まぁねー
田:また逆
迫:確かに確かに
MC:楽しいトークをよろしくお願いします
田:ありがとうございもす
迫:退屈させませんから!
MC:後ろのスクリーンをごらん頂きたいんですけど、立派な桜島の絵。これ、どなたが描いたかわかりますか?
(絵はこちらの姶良市HPからごらんいただけます)
http://www.city.aira.lg.jp/kansei/20180110.html
迫:いや、これ、どっからどう見ても……私じゃなかったら晃吉
田:はい。時間かけてですね、描かせていただきました
迫:田上さんが描いたの?
田:ですです
迫:へー!! 凄いね
(客席から拍手)
田:鳥とかも飛んでたり
迫:鳥?
田:わからんかった?
迫:わからんかった
田:遠くから見たらわかる
迫:なるほど。近いからね
MC:ありがとうございます、絵まで描いていただいて
田:とんでもなか
MC:まずはですね
迫:脱線脱線でごめんね
MC:大丈夫です。脱線する予定ですので
迫:まずは何からいきますか?
MC:お2人が大河ドラマでどういうお仕事をしているかというのを自慢していただかないと
田:語りもんそ
迫:薩摩ことば指導はですね、まずは本の直しです。中園先生が標準語でセリフを書かれてくるので、このセリフを全部薩摩ことばに直します。これが一回目の作業
MC:全部直すんですね
迫:それを含めて、監督陣とお話をして。「この言葉はわからない」とか言われるので。「てそい」っち言われてもわからないでしょ?
田:わからん
迫:話し合いをして、完本になるんです。完本になったら田上晃吉の登場です
田:でた
MC:そこまでは迫田さんの担当?
迫:そう。で田上晃吉さんが来てから、鹿児島弁の全セリフをデータに落とすんです。僕たちが実際にしゃべって
田:録音して
迫:吹き込むんです。この時に気をつけなきゃいけないのが、感情をあまり込めない
田:入ってしまうんですよねぇ
迫:あのね、(感情が入ってると)クレームがくるんです。役者陣から。言い方が決まってしまうから
MC:あーなるほど
迫:テープを聴いて、鹿児島弁の練習をするんですよ。鈴木亮平君も、瑛太君も、華ちゃんも。その時に僕らが感情を込めてしまうと「そんな感情じゃない」って言われるんですよ
田:です
迫:なるべく感情を消すっていう作業が難しい
MC:難しいですね。俳優さんですもんね
田:そう
MC:気持ち入っちゃいますよね
迫:俺の気持ちはここにある、と思ってね。で、データを送って撮影の当日まで練習してもらって、本番始まりましたら僕たちが現場について、監督に「さっきのイントネーションおかしかった」っていうやりとりをしながら、もう1回お願いします、って僕たちが言うんです
MC:あー
迫:だからね、僕たちが気に食わなかったらね「もう一回お願いします」って言えるんです
MC:実権を握ってるんですね
迫:当然です、貢物を持ってこないと
MC:作業はどれぐらいの時間がかかってるんですか?
迫:結構かかってますよ。なるべく早く返そうとはするんですけど。本直しで2~3日かかりますね。で、録音するのは1日でやってしまわないと
田:ですねぇ
迫:これね、1日やってごらんなさい。顎ガクガクですよ、終わる頃には
田:ですです
迫:舌が回らなくなるんですよ。全員のセリフ入れてたら
MC:そうですよね! 何人分?
迫:序盤なんか鹿児島が舞台でしょ? 登場人物全部ですよ
田:20人ぐらい?
迫:侍Aとか、そこもですよ
田:「待て」「待たんか!」とか「わいたちはなにしちょっとか」とか
迫:それそれそれ
MC:感情を入れずに
迫:(感情を入れずに平坦な声で)「わいたちはなにしちょっとか」
MC:棒読みでないといけないんですね
田:そう、難しかった
迫:ここの感情は一つだろう? って思うんですけどね
田:そうね
迫:で、覚えてきてもらって、直して、まぁ実際(喋ってみたら)上手な人もいたら、上手じゃない人もいるわけですよ
田:時間がかかるというかね
迫:誰とは言いませんよ。でもいるわけですよ。で、何テイクか重ねていって、このテイクがいいっていう判断も僕たちの仕事の一つ
田:ですね
MC:その判断も難しいですよね?
迫:難しいですよ。こんなプレッシャーあります?
MC:鹿児島弁をしゃべっている人にとっても「え? これ、合ってるっけ?」ってなりますもん
迫:ここも、そう(迫田さんと田上さんの2人)地域の差かわかんないんですけどね、上がりどころが違ったりするんですよ
田:ねぇ
迫:よーケンカしてます
MC:意見が合わない時はどうするんですか?
迫:年上の権力を使います
田:意見は「9(迫田):1(田上)」です
迫:「晃吉、今回はこれでいく」
田:「わかりました」
迫:あっさり片付きます
MC:薩摩の教育が生きてますね
MC:ここで、薩摩ことばの指導を実際にしていただけるということで
田:僕、このために考えました
迫:さっきのお昼のトークショーの時にね、誰か(ウチワ)持ってたでしょ? 「薩摩ことば指導して」って
田:ありましたね
迫:(田上さんが)指導したいって
田:はい
迫:鹿児島の人達に指導したいって。おかしいでしょ?
田:もしかしたら、イントネーションが違うっていうクレームが入るかもしれませんが
迫:田上先生、よろしくお願いします
田:明日から使える鹿児島弁の一つのワード、これを今日は覚えて帰ってください。まず鹿児島弁を読み上げます
このおかべな ねまっちょらい あたらしと こてけ
MC:難しい!
迫:全然わかんない
※私の隣に座られていた方が、年配の女性だったんですが、すぐに「あーあーわかる」とおっしゃっておりました。
※私はさっぱりわかりませんし、上記の表記であってるのかどうかも自信がないです
MC:みなさん、わかりますか?
田:説明すると、「この豆腐は腐ってる、新しいのを買ってきなさい」というばーちゃんからよく言われる言葉です
迫:豆腐っていうワードは何になるの?
田:おかべ
迫:はー
田:ここで、さっきの言葉のチョイスが難しいていう話になるんですけど
MC:はい
田:これをこのまま全国放送で流すと伝わらないんですよ
迫:全然伝わってない。大先生(迫田さんのこと)にも伝わってない
田:です。これをどれぐらいのレベルまで下げるか、という話になるんですよ
迫:はい
田:で、考えたんですよ。
この豆腐はくさっちょらい あたらしいのこぅてけ
田:ぐらいのちょっと変換っていう作業を、先輩と相談しながらやってます。じゃあ会場のみなさま、一緒に
迫:え? 言うの??
田:はい。このおかべな ねまっちょらい あたらしと こてけ
(会場のみなさんがリピート)
田:上手!
迫:なんだこれ。ようこんだけ尺とったな! 限られてんのよ!
田:こういうことをさしていただいております
MC:ありがとうございます、先生
MC:折角姶良でイベントをしておりますので、姶良のロケのお話を
迫:姶良ね。姶良は思い出があるんです
田:僕も
迫:じゃどうぞ
田:姶良といえば、何があります? 観光地もあります。資源もあります。…免許センターがあります
迫:みんな集まるところ
田:あそこ、思い出の場所なんです。私が18歳の冬、高校卒業する手前で、実技終わらせて筆記試験に行ったんですよ
迫:うん
田:見事に筆記で落ちてしまったんです
迫:あら?
田:駅前にね、合宿所があるのわかります? あそこに泊まって「かーちゃん、今日は帰らんでなぁ」って電話して。泊まって、次の日受かることができたんです。そういう苦い思い出があるんです
MC:みんな(免許センターに)行ってますからね
迫:じゃあ私も一ついいですか
田:お願いします
迫:奇遇ながら、免許センターの話なんです
田:www
迫:忘れもしない、18の時。大学に受かりましてね。広島大学。で、意気揚々と、免許センター行ったら落ちましたよ。原付
田:原付?
迫:大学受かって、原付免許落ちるって! あの帰り道の道のりの長さね。どーしよー、かーちゃんになんて言おうけー、って
田:合宿所行きました?
迫:いや、一旦帰って。出直したよ。勉強して出直したよ
田:先輩もってる
迫:そんな思い出
迫:今回姶良のロケでね、いっぱい塗り替えられました
MC:いい思い出が
迫:さっきね、市長もいっちょった、重富海岸。ありましたよね
田:行きましたね
迫:精矛神社、サカサカ
田:掛橋坂、龍門司坂
MC:ロケの合間に、よく写真を撮っていたという話を聞きましたけど
迫:なるほど。僕たちがね、仕事風景っていうことですね
MC:それを今日は見せていただけるということで
迫:ほんと、ここだけですよ。田上さんの携帯に。表には出ないかもしれない、僕たちの仕事ぶり
田:まじめにやってますから
迫:どうぞ
MC:まずこちら
(釣りをして魚を持っている迫田さんの写真)
(こんな感じでした)
https://twitter.com/paranoia_starrr/status/951302516695744512
迫:これは重富海岸で釣りをしているところですね。撮影の合間に
田:西郷さんもね、釣りをしたんじゃないかってね
迫:ニシムタ(鹿児島のファミリーショップ ニシムタ?)があるでしょ、あそこで釣竿調達してね
田:現場でも走ったことないのに、ニシムタまで走ってね
迫:もちろん、昼休憩中ですからね!! 遊んでるわけじゃないですからね。続きまして、コレ
(ジャンプをしている迫田さんの写真)
迫:すごい躍動感!
MC:これ、鈴木亮平さんと似てますね
迫:そう。コレ(西郷どんのポスター)に対抗心を燃やしまして。迫どんも作りたいと
田:先輩も負けちょらんと
(合成した写真)迫田さんのtwitterに掲載されているもの
https://twitter.com/Yaddeyo/status/927830227580940288
田:私が作ったんです
迫:躍動感ハンパない、これ
田:これ、ちゃんとロケしたんですよ、天文館
迫:やっぱりね、鹿児島といえば夜
田:です
迫:夜の街に飛んでいく、迫田孝也。蝶のように。最高。ありがとう、晃吉
田:とんでもなか……8時間(画像の加工にかかった時間)
迫:8時間の割りに、あの噴煙のところ雑やね
田:あそこ手を抜きました
MC:田上さんが加工されて?
田:全部携帯電話でやりました
迫:(田上さんは)僕の頭脳なんです。私、被写体
MC:先ほどから迫田さんばっかり写ってますね
迫:そうそう。晃吉の携帯の中にはね、600枚ぐらいある
(会場爆笑)
迫:遊んでるわけじゃないですよ!! 僕たちなりの楽しみ方です
(仙巌園の庭の写真)
(おわん形の置物の上に迫田さんの顔)
迫:これ、みなさんどこかわかります?
会場:仙巌園
迫:正解。こんなふざけたことばっかりしてる訳じゃないんですからね
MC:休憩中ですもんね
迫:休憩中。いい写真だね
田:先輩、いい顔
MC:まだまだありますよ
迫:まだあるの?
(仙巌園の記念撮影ポイントでの写真)
https://twitter.com/Yaddeyo/status/904262595770703873
田:でたこれ。よか顔しちょ
迫:侍が似合う、迫田。迫どん
田:ほんとね
迫:これ、仙巌園の入口で恥ずかしげもなくですよ。芸能人が。チョッキきて
田:観光客の人が素通りして
迫:そして…まだ?
(重機に乗っている迫田さんの写真)
迫:働いてる! ちゃんと働いてる! 方言指導だけじゃないんですよ
MC:色んな仕事があるんですね
迫:あるのよ
MC:農業指導もされたんですか?
迫:これは…日置のほうだったかな…ね……格好だけ
(迫田さん、田上さんの2人の写真)
https://twitter.com/nhk_segodon/status/925226158286884865
迫:これは隼人ですよ
MC:よか写真ですねぇ
迫:きれいだった。鹿児島ロケが始まった頃の写真
MC:やっと田上さんが出てきましたね
迫:これ誰に撮ってもらったんだっけ?
田:サクライさんっていう
MC:NHKのものが
迫:僕たちの仕事ぶり、わかっていただけたでしょうか?
(拍手)
MC:そしてみなさん、動画も、ムービーもあるそうです
迫:どこで撮ったの?
(画面に映る川のせせらぎ)
(第一話にも登場してきたこの川です)
迫:ここはね、一話でも出てくる川ですよ
画面下から流れてくる迫田さん
詳細はこちらをご覧ください
https://twitter.com/paranoia_starrr/status/950937233778868225
迫:これも昼休憩中ですからね!!
(画面の端にスタッフさんの集団が写っている)
迫:みんな午後の準備をしてるんです。みんなが午後の準備をしている時に、僕らは飯も食わずにこういうことばっかりしてる。身を削ってます
MC:これも昼休憩中なんですね
田:5パターン撮りました
迫:まだ出さないやつもありますからね
田:です
迫:楽しみにしてください。私がtwitterでどんどん出していきますから。600枚の中から
迫:さ、おふざけはここまでにして
MC:ちょっとまじめな話。お2人が薩摩ことば指導ということで、裏話的なことは
田:語りもんそ
迫:みなさんね、ほんと努力家なんで。練習してこられるんですよ。台本読んでるだけじゃなくて、現場で生まれる感情みたいなのがあるから。アドリブ的なものも発生するんですよね。そこに僕たちも対応していくっていうのが、現場での一番の仕事なんです。
迫:久光役の青木君、お父さん(島津斉興)とお母さん(由羅)と話す時に「今日はいい天気ですねぇ」みたいなことから会話を始めたいって言ったから、(迫田さんからの提案として)「今日はよか天気でございもすなぁ」っていうようなのをつけたんですよ。ほして、よーいスタートってなったら「こーーーんな大きな錦鯉が釣れて」って全然違うこと言って
(この場面第一話でちらっと久光が両手を広げて話しているように見えますのでぜひ確認してみてください)
迫:いやいや、ストップストップストップ! なんちゅった? 青木君、いま、なんちゅった? って
田:先輩が目をむき出しにしてね
迫:そしたら青木君が「あ、ごめん。今思いついちゃった」って。簡単に言うーーーって思って。そんなエピソードもあります
田:ですです
迫:でもね、そういう発想は自由でいいから。じゃあ「こげん大きな錦鯉が」ってつけ直して。でもOA見たらね、ついてなかった。そういうこともありますよ
田:かと思えばですよ。ずーっと練習してきて、ご高齢の方なんですけど…あの、言っていいんですかね
迫:さぁぁ? それはご自分の責任で
田:僕の大好きな…有名なCMをされた…大村昆さん、龍右衛門さんっていう役なんですが、吉之助のおじいさんですね。その方が関西のご出身なんですけど。
方言に対して、すごく熱心に僕に確認してきてくれたんです。
その方が最終日にですね、時間もおしてて、深夜、遅い時間に。今まで一言も言わなかったようなセリフを、急に言われたんです。
あの「おはん」っていう言葉があるんです。それが、よーいスタート! ってなって「おまはん」って
迫:どこ弁?
田:あれ? っと思って。「おまはん、って言いましたよね? って止めてしまったんですけど」そういうこともありましたね
MC:鹿児島の先輩がいらっしゃいますよね
迫:先輩といえば
田:出た
迫:厄介なのよ。沢村先輩。鹿児島出身の大先輩ですよ
田:ね
迫:ただね、やっぱり早いんですよ
MC:しゃべるスピートが?
迫:ぺらぺらぺらぺらーって
MC:地元なので
迫:監督さんから「今、何言ってるかわかんなかったから、言ってきてくれないか?」って。「僕が??」って。先輩ですよ。なんて言えばいいんだろうって
田:先輩にねぇ
迫:先輩、鹿児島弁間違ってます、って口が裂けても言えないでしょ?
田:言えない、言えない
迫:そこで、生み出されたワザ「先輩、ちょっとネイティブすぎて周りがわかってないんで、スローリースローリー」って
田:ネイティブすぎて
迫:沢村さん「あーそうかー」って直してくれましたよ
田:魔法の言葉
迫:かと思えば桜庭さんもね、鹿児島の出身。出水出身なんですよね。ちょっとイントネーションが違うことがあって。こっちでお願いしますって直した時の周りの西郷家の人達の「しめしめ感」ね
田:あった
迫:鹿児島出身なのに言われてる、みたいにみんな見るんです
MC:かわいそう
迫:だから、桜庭さんに行く時もちょっと気を使うんです
MC:場所によって違いますからね、揃えていかないといけない
田:そうですね
迫:でもさぁ、さっき、桜庭さん、明治維新のPR大使の委嘱式を県庁でやってたよ
田:もらってた?
迫:明治維新のPR大使になりたい大使とかないかな?
田:姶良市長に
迫:姶良市長、よろしくお願いします
田:よろしくお願いします
迫:なりたい大使でいいです
MC:この人は飲み込みが早いな、っていう人は?
迫:満佐さん、松坂慶子さん
MC:あ、松坂さん
迫:女性言葉、やわらかぁい感じでね、満佐さんがおっしゃるのよ。この人からはこういうのが出てくるんだろうなっていう。西郷家を全員を包み込んでいるような、そんな感じ
田:良かったですねぇ
迫:ある意味、僕たちが作り出した言葉じゃないですか。それが役者さんの口から放たれていった時に、色んな感情が乗っかってる芝居を見てるとね、幸せ。醍醐味ですね
田:はぁ上手! ってね
MC:それは大河ドラマに関わる面白さですかね
迫:大河ドラマに方言指導として関わるのは初めてだから、ほんとに手探りの状態で進んでるんですけど、そういった喜びはあるよね
田:ある。絶大にあります
迫:奇跡がおきる時がある
田:そうなんですよ
MC:それはどういう?
迫:テストからリハーサルやって、ぐっだぐだだったイントネーションが、本番1回でぴたーってくる時がある
MC:鳥肌ものですね
迫:ほんとそう……瑛太君
田:言っちゃったwww
迫:ほんと、上手なの!
田:あらー!? って思いますもん
迫:ちゃんとやってるから出てくるんですよ
田:蓄積。練習
迫:亮平君なんか、アドリブとかね、僕たちがつけなくても、自分で勝手に直して、そのままのイントネーション(でOK)
田:今回、一番こだわってるし、費やしてる時間が多分一番多い
迫:この間、ごごナマっていう番組でね。亮平君に「お正月、ゆっくりできた?」って聞いたら「ゆっくりできるわけないでしょう!」って言われました。
覚えなきゃいけないから。もう明日から撮影始まるんですよ。方言覚えなきゃいけないから。紅白もやってたでしょ? 色んなスペシャル番組もあったし。
楽しみだねぇ。明日からどんな言葉しゃべってくれるのか
MC:みなさん真剣に取り組んでらっしゃるんですね
迫:そう、それは見てくれたらわかると思う。みなさん、上手!
MC:でも本当に大変だと思います。鹿児島弁を聞いたこともない役者さんたちが、お芝居しながらしゃべらなきゃいけないって
迫:大変っていうかね。まぁ、仕事ですからね。我々の責任でもあるし
田:です
MC:これからも頑張ってくださいね
迫:もちろん頑張ります
MC:そろそろ一話が始まる時間なんですが、一話の見所をぜひお聞きしたいんですが
迫:あらすじ全部言っちゃいますけど…?
MC:それは止めてください!
迫:晃吉、上手くまとめられる?
田:まとめられる。この一話。すべての始まり、創世記です。そこで西郷隆盛がのちのちまでいく部分がぎゅっっとなってます。そん中に鹿児島の教えであったり、礎、土台の部分が今回ご覧いただく一話なんです。
姶良でもお世話になった、妙円寺詣りのシーン
迫:www 一番大事な部分が、ぎゅっっってなってるの?
田:凝縮されてる。一話で収まりきらないんじゃないかって
迫:姶良のロケ。一話に全部出てきますよ
MC:姶良だらけなんですね?
田:ほぼ姶良ですよね。…言い過ぎたかな?
迫:言いすぎじゃないよ。あれだけいい映像が撮れたのは姶良のおかげ
田:です。見所はお芝居もそうですし、薩摩ことばもそうですけど、鹿児島の自然、風景。これは宝物じゃち思いました。これを楽しみの一つとして、ご覧頂きたい
迫:お! 上手!
田:ありがとうございもす
MC:あと約3分で始まります
田:うわぁドキドキしてきた
迫:こんなにたくさんの人と一緒に見れるなんて。椅子もいいしね、みなさん
田:これ、普段はガタガタするやつです?
(映画館の方)違います
田:あ、揺れない。余計なことを言いました
迫:でもほんと楽しんで欲しいね
田:ほんと、ほんと
MC:どうですか?
田:めちゃくちゃ緊張してます
迫:だってね、全責任がね。ちょっと不安があるよね。でも見えた! (見終わったら)みんな笑顔になってますよ。わぁ、もう始まる!
MC:お2人には、この後もご登場いただきますので
迫:みなさん、お楽しみください
(退場していく迫田さん、田上さん)
(退場間際、迫田さんがTシャツの裾をめくって、中に着ていた迫田さんのフェイスTシャツをちら見せして去っていく)
以上、西郷どん初回放送パブリックビューイングinあいら、の前半終了。
続きは後編に。
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